英検合格のためには、各項目の得点をまんべんなく取る必要があるほか、リスニング対策も欠かせません。リスニング力は一朝一夕で身につくものではないため、事前の対策が重要です。今回は、リスニングの対策法や試験当日のポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
英検のリスニング問題の重要度は？
英検では「CSEスコア」が導入されています。これにより、総合点数が合格点に達していても、著しく点数が取れていない項目があると不合格になる仕組みになっています。そのため、リスニング問題も手を抜かず、しっかりと対策する必要があるといえるでしょう。
英検のリスニング問題の出題形式は ？
英検のリスニング問題の出題形式は、主に以下の2つがあります。
- 会話の内容一致選択
- 文章の内容一致選択
会話の内容一致選択
会話式の出題は、AとB二人の会話が放送され、会話の内容にもとづく質問に選択式で回答します。会話全体の概要を理解したうえで、後に続く質問に答える必要があり、高い集中力が求められます。
文章の内容一致選択
文章式の出題は、物語文や説明文などを読み上げた後に質問があり、選択式で回答します。級が上がるごとに文章は社会性や専門性の高い内容となるため、十分な語彙力が必要となります。
英検のリスニング対策 のポイント
続いて、リスニング対策のポイントを4つご紹介します。
- 耳を慣らす
- シャドーイング・音読を行う
- 質問を先読みするクセをつける
- 時間を計りながら演習問題を解く
耳を慣らす
リスニング力は、一朝一夕で身につくものではなく、反射的に英語を聞き取る力を伸ばすためには慣れが必要です。英検対策の中でもリスニングは早い時期から開始し、耳を慣らすようにしましょう。なお、移動中などの隙間時間に、英検対策用のアプリを使って流し聞きするのもおすすめです。
シャドーイング・音読を行う
シャドーイングとは、リスニングで聞き取った音をそのまま真似して発話するトレーニングです。シャドーイングをするときは、意味までじっくり考えず反射的に発話することを意識します。
一方で音読は、文章の意味をしっかり理解しながら読み上げます。シャドーイングと音読の2つを組み合わせることで、リスニング力が徐々についてくるようになるでしょう。
質問を先読みするクセをつける
リスニングでは、読み上げられた文章をすぐに理解する力が必要です。聞き取ってから答えを考え始めると時間が足りなくなってしまうので、文章の冒頭で質問の内容を先読みするクセをつけましょう。これにより、時間に余裕を持って回答を考えられるようになります。
時間を計りながら演習問題を解く
リスニングは、決められた時間内に集中力を切らさずに取り組むことが求められます。本番と同じ環境を作るために、過去問題や予想問題などは必ず時間を計って解くようにしましょう。
リスニング問題の得点をアップするためにやるべきこと
英検の試験当日に意識すると良いポイントがあるので、それらも併せて覚えておきましょう
- 事前確認の時間を有効に使う
- 全体の正答率を上げることを優先させる
- 細かいところにこだわらず、話の流れをイメージする
事前確認の時間を有効に使う
リスニング問題の質問部分は事前に確認ができます。リーディングなどの問題を早めに解くことができれば、音声放送が始まる前に質問すべてに目を通せます。また、1問解答が終わって次の音声放送を待つまでの間もチェックが可能なので、次の問題を読むために有効に使いましょう。
全体の正答率を上げることが優先
わからない問題があった場合、気持ちを切り替えて早めに次の問題に向かうことも大切です。1つの問題にこだわりすぎると、次に放送される音声に集中できなくなってしまいます。終わったことを考えず、全体の正答率を上げることを最優先としましょう。
細かいところにこだわらず、話の流れをイメージする
リスニング問題では、「登場人物はなぜその行動を取ったのか」といった質問がよく見られます。そのため、細かいところが聞き取れなくても、大まかな話の流れがわかれば回答できるものが多いです。細部にこだわりすぎると大きなチャンスを逃してしまうかもしれないので、全体の流れを聞き逃さないようにしてください。
英検のリスニング対策は慣れが重要！十分な準備をして臨もう
リスニング問題は、限られた時間で集中して回答する必要があるため、毎日の訓練が重要です。早めに準備を始め、瞬時に答えられるよう耳を慣らしておきましょう。また、「なかなかリスニングの得点が伸びない」と悩んでいる方は、英語のプロに相談することをおすすめします。
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