どんなお子さんでも得意教科・不得意教科があるかと思いますが、作文が苦手という子も多い傾向にあります。しかし、宿題として出されることも多く、余計に苦手意識を持ってしまいがちです。そこで今回は、作文が苦手な子の特徴や、簡単に書けるようになるための方法について解説していきますので、作文に苦手意識を感じているお子さんを持つ方はぜひ参考にしてください。
作文が苦手な小学生は多い傾向にある
小学生で作文が苦手な子は多い傾向にありますが、いったいどのような理由があるのでしょうか。主な理由としては、以下の3つが挙げられます。
正解がない
1つ目の理由として、「正解がない」ということが挙げられます。テストに出る問題には、基本的に正解が存在しています。テストではその正解を導き出すことができるのかが試されますが、作文は自ら生み出すものになるため、確実な正解というものがないのです。
正解がない中で取り組むというのは、先の見えないトンネルを歩いているような状態です。具体的な解決策がわからず、その結果苦手だと感じてしまうケースも少なくありません。
教えられていない
「作文の書き方を教えられていない」というのも理由として挙げられるでしょう。基礎的な日本語能力が備わっていれば文章を作ることができるため、作文もそのままできると思ってしまいがちですが、書くのが苦手な場合、教えられなければどう書いていけば良いのかわからないのです。
文字を書くのが好きな子であれば、特に問題なくスラスラと書き始めるかもしれません。書き上げた文章も読みやすいものになるでしょう。しかし、苦手な子は文字を書くこと自体に時間がかかり、そのような中で書いた作文に対して指摘されてしまうと、苦手意識を覚えることになるでしょう。
苦手意識を持ちやすい
作文は、書いている人の日本語の特徴が出やすく、指摘を受けた際に対応するのが難しいものでもあります。指摘をすぐに理解して取り入れることができれば良いのですが、誰もがそうできるとは限りません。指摘された部分とその理由がすぐには飲み込みにくいため、苦手に感じてしまいやすいのです。
作文が苦手な小学生に見られる特徴
次に、作文が苦手な子によくある特徴について見ていきましょう。
自信がない
まずは、「自信がない」という特徴が挙げられます。これは、作文を書いた際に、先生から多くの指摘を受けることで自信をなくしてしまうからです。この場合、作文を書こうと思っても、書いたものに対して「また指摘をされるのでは？」と心理的にブレーキがかかるようになるため改善が必要です。
気持ちを表現するのが得意ではない
作文というのは、出来事などに対して自分の気持ちを反映させるものです。そのため、自分の気持ちを表現するのが得意ではない子どもの場合、作文が苦手になる可能性が高いです。
感情を表現する言葉は無数に存在していますが、その言葉を知らないと表現の仕様がないでしょう。その結果、どのような文章を作ったら良いかわからなくなってしまい、苦手に感じてしまうのです。
書き方がわからない
先述したように、作文の書き方がわからないという子も苦手意識を持ってしまいがちです。算数の計算などとは違い、作文には公式のようなものがありません。もちろん基本的な構成などはありますが、創意工夫の余地が多く、どう書いたら良いのかわからず苦手意識につながってしまうのでしょう。
作文を簡単に書けるようになるための方法
作文を簡単に書けるようになるための方法ですが、代表的なものとしては以下の2つが挙げられます。
書き方を理解する
独学で作文を簡単に書けるようにするためには、基本的な書き方を理解するということが必要かもしれません。起承転結など、文章を構成するために最低限知ったうえで、作文を書けるようになるまで何度も練習させると良いでしょう。
塾に通う
もう1つの方法としては、塾に通うという方法が挙げられます。経験豊富な講師であれば、しっかりと理解が伴った状態で作文を書き始められるように指導をしてもらうことが可能です。一度コツをつかんでしまえば、苦手だった作文も簡単に書けるようになるでしょう。
まとめ
作文が苦手という場合、書き方がわからないなど、いくつかの特徴が当てはまっていることが多いです。強い苦手意識を持ってしまっている場合、そう簡単に書けるようになるものではありません。しかし、経験豊富な講師であればしっかりと指導してくれるため、作文が苦手なお子さんを持つ方は、一度塾に通わせてみることを検討してみてはいかがでしょうか。
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