お子さんが中学生になったとき、考えなければならないのが高校受験についてです。いつから勉強を始めるべきなのか、どれくらいの費用がかかるのかお悩みの方も多くいらっしゃるでしょう。そこで今回は、高校受験対策の塾にかかる費用について、一般的な相場や比較を踏まえながら解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
高校受験に塾は必要?
エスカレーター式の私立の中高一貫校などを除く、ほぼすべての子が経験するのが高校受験です。まずはデータをもとに、公立中学に通う生徒を想定しながら、本当に塾が必要なのかという点について考えていきます。
公立中学生の7割が塾へ通っている
文部科学省が発表した、「平成30年度子供の学費調査」によると、公立中学に通う生徒の7割が何かしらの学習塾に通っているとのデータが出ています。これはあくまで参考データですが、試験当日、会場の半分以上の生徒が塾に通っていると考えると、塾に通わず合格を勝ち取るのは難しいでしょう。塾へ通っている子との距離を縮めるため、また通っていないライバルたちとの差を広げるためにも塾へ通うことをおすすめします。
塾にかけるお金は年間40万円以上!
公立中学に通う生徒の塾費用は「年間40万円以上」がもっとも多い割合です。この数字は、全体の約18%であり、1年に40万円は月々約33,000円の計算になります。
また、私立中学校に通う生徒に限定した場合、塾費用の平均は20万円以下と約半分以下になるのが特徴です。これは、私立中学は中高一貫校の場合が多く、受験をする必要がない方がいるためとされています。
高校受験塾は授業形態によって費用が変わる
塾にかかる費用は、塾における授業形態によっても異なります。大きく分けると、「集団指導」と「個別指導」の2種類です。では、これらの特徴と費用の相場について詳しく見ていきましょう。
集団指導塾の特徴と費用相場
集団指導は、志望する高校のレベルによってクラスを分け、授業を行います。費用に関しても、このクラスのレベルによってそれぞれ異なります。
一般的には、5教科で月額2〜5万円ほどが目安です。また、夏期講習・冬期講習・受験前の講習やテストにも費用がかかり、こちらもクラスのレベルによって費用が変わります。
個別指導塾の特徴と費用相場
個別指導は、講師1人に対し、生徒が1人、または2~3人つく形式のことを指します。少人数の生徒に講師がつく分、費用は高くなりますが、その分細かい指導を受けることができます。
講師によって費用が変わってきますが、集団指導と同じくらいの授業数だと、月額4〜10万円が相場です。どうしても高くつく可能性があるため、実際に用意できる金額について検討し、問題ないかどうか確認してみてください。
学年によっても費用が変わる
塾にかかる費用は、学年によっても異なります。以下では、学年による費用の違いについて解説していきます。
中学1年生・2年生の費用相場
中学1年生・2年生の場合、受験が近くないということもあり、比較的費用はかかりません。地域によっては、中学1年、2年時の内申点が受験に響いてくることもあるため、授業のおさらいとして塾での学習をスタートさせるのもおすすめです。
中学3年生の費用相場
中学3年生になると、中学1年生・2年生のときに比べてテストや講習の回数が増えます。必然的に塾費がかさむため、どのタイミングで入塾するかを考えておく必要があります。
高校受験塾費用を安くする工夫について
最後に、塾にかける費用をできるだけ安くするための方法をご紹介します。
塾の特待生になる
塾の中には、特待生制度を設けているところがあります。塾にもよりますが、成績が上位で、塾の実績となる高校への進学を目指している場合に、授業料が免除される可能性があります。
模試や特別講習のみを利用する
授業に関して問題がないという生徒には、模試や特別講習のみをピンポイントで受講するという方法があります。希望高校のレベルに近い学力を持っている場合は、受験への調整として塾を利用することで、費用を抑えることができます。また、大手の塾よりも安くて質の高い塾が見つかる可能性もあるので、塾選びからこだわってみるのもおすすめです。
まとめ
高校受験のための塾とはいえ、考えもなしにお金をかけるのは得策ではありません。今後の生活もあるので、資金について時間をかけて検討していく必要があります。集団指導と個別指導というように、塾によって、特徴や費用が異なるため、事前のリサーチを慎重に行いましょう。
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