受験生こそ睡眠時間は大事!睡眠の質を上げる方法とは?詳しく解説

受験生になると、少しでも勉強時間を確保したいと思うものです。

しかし、睡眠を削ってまで勉強をするのは逆効果といわれています。

本人は勉強時間を長く取ったことで満足感があるかもしれませんが、実際に頭の中で記憶されていることは少なかったり、身になっていなかったりします。

 

今回は、受験生に必要な睡眠について詳しく解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。

 

受験生に睡眠時間が必要な理由

受験時期になると、とにかく時間がない、睡眠時間を削っても勉強時間に充てたいと思うものです。

しかし、睡眠時間というのは、受験生にとって非常に重要なものであり、この時間を削ることで思わぬ弊害が起きることもあります。日々忙しい受験生だからこそ、大事にしたいのが睡眠時間といえます。

 

勉強の効率が悪くなる

睡眠時間を減らして勉強に充てていると、表面的には勉強時間が増えているため、満足度が増すことが多いでしょう。

表面的には机に向かうことになるので、なおさらそう思ってしまいがちです。しかし、途中で眠くなり、集中力が落ちてしまうため、長い時間をかけている割には知識が頭に入っていない状態になってしまうのです。

 

健康を損ねてしまう

睡眠時間を削ることでの弊害は、精神面の問題や免疫の低下などを引き起こします。

普段は気にならないことがストレスに感じられたり、ネガティブになったりするときはおおよそ睡眠不足のときが多いです。

 

また、睡眠不足による免疫の低下は、さまざまな病気を招く原因になります。健康あってこその受験なので、睡眠時間には気を配るようにしてください。

 

勉強したことを脳に定着させるために必要

勉強したことを脳に定着させるためには、睡眠を取ることが必要です。

これは、レム睡眠時に日中インプットした情報が整理され、これと同時に記憶として定着します。せっかく覚えたのにアウトプットできていないのは、この定着がうまくいっていないからといわれています。

 

受験生に睡眠は大事!睡眠の質を上げる方法

睡眠時間をただ長く取るだけではなく、睡眠の質を上げることも重要です。

睡眠の質を上げるためにできることには、生活習慣に関することから、就寝前に行いたいことまで幅広くあります。以下に、今日から実践できることを紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

 

食事は就寝2時間前までに終わらせる

就寝する直前に食事を取ると、消化吸収のために睡眠の質が低下してしまいます。

そのため、夕食は就寝の最低でも2時間前までには済ませておきましょう。受験生はどうしても勉強中にお腹が空きやすいと思いますが、何か食べる場合は消化吸収の良いうどんやおかゆなどがおすすめです。

 

就寝する90分前に入浴する

深い眠りに重要な脳波は、自律神経を司る視床下部の温度が関係しています。

この部分の温度を高くすることが必要になりますが、そのために有効なのは湯船にしっかり浸かることです。

 

湯船に浸かることで、身体の深部体温を上げることができます。

その後、脳が就寝に向けて体温を下げるための指示を出してから、実際に下がるまで90分ほどかかるため、寝る90分前を目安に浸かるようにしましょう。

 

起床したら太陽の光を浴びる

人間の体内時計の周期は25時間です。そのため、体内時計は少しずつずれてしまうことがわかっており、このズレをリセットしてくれるのが太陽の光です。

 

良質な眠りを得るには、メラトニンが欠かせませんが、起床後目に光が入ってから14~16時間後に分泌されることがわかっています。

これにより、多くの人は朝起きて15分ほど日光を浴びると体内時計がリセットされることになります。

 

また、太陽の光を浴びるとメラトニンの原料であるセロトニンの合成が促進されますが、このセロトニンが減るとメンタルに悪影響をおよぼすおそれがあるため注意してください。

 

寝心地の良い寝具を使用する

自分好みの寝具を使うことは、心地良い眠りにつながります。

ベッドもやわらかいタイプが好きな人もいれば、硬めの方が好きという人もいるでしょう。

枕カバーやシーツなども肌触りや使い心地の良いものを取りそろえると、リラックス効果が高く、気持ち良く眠りに入ることができます。

 

寝る前にパソコンやスマホを見ない

パソコンやスマートフォンからはブルーライトが出ているので、脳を覚醒させてしまいます。寝る前にパソコンやスマートフォンを見ない方が良いというのは、寝つきが悪くなってしまうためです。

最近は、スマートフォンを寝る直前まで見ている人が多いといわれているので、代わりに読書や瞑想などをして睡眠の質を高めるようにしてください。

 

まとめ

受験生は睡眠時間を削って勉強してしまいがちです。

しかしこの行為は、そのときは満足感があっても知識の定着ができず、模試などの結果も思うように伸びなくなります。

志望校に合格したいのであれば、睡眠時間を確保して無理のないペースで勉強することをおすすめします。

 

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