予備校と塾の違いって何?メリット・デメリットや向いている人の特徴も併せて解説

予備校と塾の違いをご存じでしょうか?予備校と塾では、授業スタイルやカリキュラムが少々異なり、自分に合っている方を選ぶのが成績アップや志望合格へのカギとなります。今回は、予備校と塾のメリット・デメリット、それぞれが向いている人のタイプについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

予備校と塾の違いとは?

予備校と塾は、似ている点が多い一方、相違点もあります。まずは、以下5つの違いについて見ていきましょう。

  •  授業形式
  •  講師
  •  コミュニケーション
  •  受験対策
  •  時間割

授業形式

予備校の基本スタイルは講義形式で、講師の説明を生徒が聞く形で従業が進みます。講義は主に大学受験に向けたもので、受験の出題傾向に基づいた内容が扱われます。一方、塾の場合は講師が生徒を指名して問題を解かせるなど、随時コミュニケーションを取りながら授業が進むのが一般的です。

講師

予備校は講師に重点が置かれ、講師の力量や人気度によって生徒が集まる場合も少なくありません。そのため、聞き手を魅了する説明力が予備校講師には求められます。一方、塾の先生の場合、講義のうまさよりも生徒に対する対応に重点が置かれるのが一般的です。

コミュニケーション

予備校の場合、1クラスが50人を超える大規模な講義もあり、講師と生徒一人ひとりが関係性を築くことは少ないです。予備校によっては、講義を行う講師とは別に、サポート専門の講師がいる場合もあります。

塾の場合は予備校よりも生徒数が少なく、双方向にコミュニケーションを取りながら授業を進める場合が多いです。講師が進路相談に乗ることもあり、比較的関係性を築きやすいのが特徴です。

受験対策

予備校の目的は生徒が目指す大学への合格にあり、授業内容も受験対策がメインとなります。レベル別や志望校別などのクラスもあり、進路に合った勉強が可能です。一方、高校生向けの塾の場合、授業は大学受験向けとは限らず、基礎力養成や苦手科目の克服など塾に通う目的は人それぞれ異なります。

時間割

予備校は規模が大きいところが多く、年度初めに決められた時間割通りにカリキュラムが進められます。同じ授業は繰り返されず、各自で録画を見て復習や補講をするスタイルを採用しているところが多いです。

塾の場合は比較的柔軟性が高く、集団指導塾でも適時補講が行われることがあります。また、個別指導塾の場合は個人の理解度に合わせて時間割の設定が可能です。

予備校のメリット・デメリット

予備校と塾どちらにもメリット・デメリットがあります。まずは、予備校のメリット・デメリットから見ていきましょう。

メリット

予備校のメリットは、主に以下の4つです。

  •  実践的な受験対策ができる
  •  受験情報が豊富
  •  好きな講義が選べる
  •  講師のクオリティーが高い

予備校は受験に特化しているため、内容が実践的で最新の入試情報を手に入れやすいのがメリットです。また、有名講師や人気講師の講義など、自分にとって魅力的だと思える講義を選べるのも良い点でしょう。

デメリット

予備校のデメリットとなり得る点は、主に以下の4つといわれています。

  •  基礎ができていないとついていけない
  •  講師に質問しづらい
  •  自主性が求められる
  •  進路指導がない

予備校の授業は、学校の授業内容をある程度理解していることを前提に進められます。そのため、基礎力がない生徒はついていくのが難しいです。

また、講義は受け身スタイルのため、授業後には自主的な学習が求められます。さらに、予備校は進路指導がない点も特徴で、進路を決めた後に通うのが基本です。

塾のメリット・デメリット

次に、塾のメリット・デメリットをご紹介します。先ほどの予備校とどのような点が違うのか、それぞれ比べながらチェックしてみてください。

メリット

塾の主なメリットは以下の4つです。

  •  個人のレベルに合わせられる
  •  講師から手厚いサポートが受けやすい
  •  進路指導が受けられる
  •  個別指導も可能

塾では、苦手科目や基礎学力なども含めた個人のレベルに合わせた指導が受けられる点がメリットです。また、まだ進路が決まっていない場合には進路相談をすることもでき、一人ひとりに合わせたサポートが受けられます。個別指導の授業を選択すれば、さらに自由度の高いカリキュラムが設定できます。

デメリット

続いて、塾の主なデメリットを見ていきましょう。

  •  講師を選べないことがある
  •  アルバイト講師が担当する場合もある

予備校の場合は、大学受験のプロともいえる講師が講義を担当します。しかし塾の場合、講師のレベルはさまざまで、大学生のアルバイト講師が授業を担当していることも珍しくありません。授業の質については、体験入塾の際にしっかり見極める必要があるでしょう。

予備校と塾のどちらにするか迷ったときは、やるべき勉強の内容で決めよう

予備校と塾それぞれの特徴を踏まえたうえで、以下のような人は予備校に向いているといえます。

  •  すでに志望校が決まっている人
  •  主体的な学習が得意な人
  •  大学受験対策に集中したい人

一方、以下のような人は塾向きなので、どちらが向いているのかどうか、時間を取って考えるようにしましょう。

  •  基礎から学びたい教科がある人
  •  進路相談も希望する人
  •  モチベーションの維持が難しい人

「適正個別指導UP」は、生徒一人ひとりと真摯に向き合い、それぞれの個性や弱点を見極めたうえでたしかな授業を提供する学習塾です。在籍している講師は、これまでさまざまな経験を積んだ実績のある者ばかりです。なかには当塾の元生徒だった者もおり、生徒の気持ちに寄り添った授業が可能ですので、興味をお持ちの方はお気軽にご連絡ください。