小学生に限らず、成績を伸ばすためには学校での勉強のほかに、自宅での勉強も大切です。しかし、「具体的にどのくらい勉強すれば大丈夫なの?」と困っている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、小学生の勉強時間の目安や勉強時間を確保するための方法について解説していきますので、お困りの方はぜひチェックしてみてください。
小学生の勉強時間の目安
小学生の勉強時間の目安ですが、まずは平均を知ることが大切です。平均の勉強時間は「約95分」といわれており、その中の49分が宿題をするための時間に充てられ、残りの46分が自己学習の時間となります。
ただし、これはあくまでも平均値で、ほとんど勉強していない子もいれば、3時間以上勉強している子もいます。このような背景があることから、勉強時間の目安を把握するのは簡単にはいきません。もし勉強時間の目安がわからず困ってしまうようなら、「学年×15分」で考えてみましょう。
たとえば、小学1年生の場合は1日15分で、6年生なら90分になります。「15分だと短すぎるのでは?」と思う方も多いですが、小学1年生は宿題の量自体が少ないですし、内容もそこまで難しいものではありません。学校での授業だけでも十分な時期ですので、15分くらいがちょうど良いのです。
一方、5年生や6年生などの高学年になった場合、宿題の量が増え、難易度も上がるでしょう。それに比例する形で、目安となる勉強時間も徐々に長くなります。
また、塾に通い始めるとそれも勉強時間としてカウントされることになるため、勉強時間は格段に増えるでしょう。ただし、長時間勉強すれば良いというわけではなく、時間と同じくらい質も重要なポイントとなります。
中学受験を控える小学生の勉強時間の目安
小学生の勉強時間は、中学受験をするとなるとまた変わってきます。試験に合格できるように、土日と平日の目安となる時間を把握しておきましょう。
平日の目安
まず平日の勉強時間ですが、2〜3時間が目安となります。主な内容としては、学校の授業に関する予習・復習と、受験のための勉強です。志望校に合格するためには、学校の授業の内容をしっかりと理解しつつ、応用力をつけて学力の底上げを行う必要があります。
また、毎日コツコツと積み重ねていくことも大切で、平日2時間の勉強だけでも1週間で10時間になります。忙しくて勉強の時間が取れないお子さんの場合、電車の乗っているスキマ時間などを活用するようにアドバイスしてみてください。
土日祝の目安
土日祝の勉強時間の目安ですが、おおよそ6時間が目安となります。ただし、志望校が難関校であった場合、10時間近く勉強するという子もいます。休日が勉強漬けになってしまうことになりますが、合格を勝ち取るとなると、それだけの覚悟と集中力が必要となるでしょう。
しかし、無理をするのは精神的にも肉体的にも良くありませんので、そのときのコンディションを考慮しながら調整することになります。ただし、少なからず平日よりも2倍以上勉強することになるため、お子さんとよく話し合ってから決めるようにしましょう。
意思が弱い小学生が勉強時間を確保するためには?
勉強時間を確保するためにもっとも簡単な方法は、塾に通うというものです。自主学習をするとなると、お子さんに勉強をするという意思がなければ続きません。勉強するように促したとしても、それがかえって逆効果になってしまうことも少なくありません。
一方で塾に通うことになれば、それだけで勉強時間が確保され、授業の時間は強制的に勉強することになります。また、友達が同じ塾に通っていれば、それが勉強のモチベーションにつながるでしょう。
特に中学受験を控えているのであれば、塾に通うというのは学力向上のためにも必要になってきます。独学ではカバーできない部分も、経験豊富な講師なら対応可能です。苦手科目を把握し、効率良く点数を上げるためにも、塾の利用は有効といえるでしょう。
まとめ
小学生の勉強時間の平均を把握するのは難しいため、困ったときは「学年×15分」を目安にすると良いでしょう。勉強内容が複雑になるにつれて、必要になる勉強時間が増えていくのです。
また勉強時間が足りない場合、塾で勉強するという方法を実践するのも効果的です。友達と同じように勉強することで、モチベーションも保ちやすいでしょう。また、勉強の習慣付けをするという意味でもおすすめできます。
「適正個別指導UP」は、生徒一人ひとりと向き合い、着実なレベルアップを叶える塾です。自己学習の時間を自宅では思うように確保できないという場合にも、経験豊富な講師がしっかりとサポートするため不安なくご利用いただけます。小学3年生までは無料で受講できますので、ご用命の際はお気軽にご相談ください。