自宅学習をサポートするツールのひとつが「タブレット」です。現在は、紙媒体ではなくタブレットを使った学習が注目されており、タブレット学習にするか塾に通わせるかで悩んでいる方も多いでしょう。今回は、タブレット学習と塾の違いについて詳しく解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。
タブレット学習とは?
タブレット学習は、従来の紙ベース学習に対して、タブレット機器を使用した学習方法です。電源を入れればその日にやるべき学習内容が表示され、スムーズに勉強を始めることができます。また、重い書籍を持ち歩く必要がないため、やるべきことが多い学生にとって非常に画期的な学習方法といわれています。
タブレット学習と塾の違うポイント5つ
タブレット学習と塾のどちらを選ぶか迷っている方もいるでしょう。ここからは、以下の5つのポイントからそれぞれの学習方法の違いについて解説します。
- 学習方法
- 学習サポート
- 学習時間
- 手軽さ
- 費用
学習方法
タブレット学習は、主に一人で学習するスタイルで、動画やイラストなど視覚的にわかりやすい教材を多く使用できるのが特徴です。また、集団で学習する塾と異なり、自分のペースで学習を進められるというメリットがあります。
学習サポート
タブレット学習の場合、採点や出題はAIが行います。AIは自宅でいつでも利用でき、結果をグラフや表で管理できる点が特徴です。また、疑問点をオンラインで質問できるサポートを備えている点も魅力といえます。
一方、塾は講師による対人サポートがメインです。そのため、よりきめ細かい指導が叶うほか、生徒のモチベーションの維持もしやすいという特徴があります。
学習時間
タブレット学習は、1項目の時間が短く設定されており、毎日少しずつ学習を進めるカリキュラムが組まれていることが多いです。一方、塾は45~60分程度の授業で、週1~2日などの決められた日に通うのが一般的です。これらのことから、タブレット学習は自由度が高い一方、塾は学習時間のメリハリがつきやすいという特徴があることがわかります。
手軽さ
手軽さについては、塾よりタブレット学習の方に軍配が上がります。タブレット学習は、タブレットさえあれば好きな場所・時間に学習ができます。一方、塾は勉強できる場所が限られており、あらかじめスケジュールを調整して通わなければなりません。
費用
タブレット学習でかかる費用は、主に専用のタブレット代と月額費の2つです。塾の月謝代に比べ、タブレット学習の月額費は安い場合が多いです。塾の場合は、オフラインのため運営費や人件費がかかり、タブレット学習よりも割高になります。
タブレット学習の注意点
メリットが多くあるタブレット学習ですが、注意したい点もあります。ここからは、以下3つの注意点について詳しく解説していきます。
- 継続できないと初期費用が無駄になる
- 記述問題の対策がしづらい
- 机に向かう習慣がつきにくい
継続できないと初期費用が無駄になる
タブレット学習は、端末費用として初期費用が高めに設定されているケースが少なくありません。勉強法が合わず、途中で飽きてしまった場合には、初期費用が無駄になってしまうおそれがあります。無料体験期間を利用し、継続できるかしっかり見極めてから契約するのがおすすめです。
記述問題の対策がしづらい
タブレット学習は選択問題が中心となり、記述問題が弱くなる場合が多いです。ゲーム感覚で学べる教材は、学習のファーストステップとして大いに役立ちます。
しかし、選択問題は適当に答えることも可能で、さらに正解すると先に進めてしまうため、深く考えるクセがつかなくなるかもしれません。当てずっぽうの解答を重ねるのではなく、知識や考える力が身につく勉強ができるかどうか、学習内容をしっかり確認することが重要といえます。
机に向かう習慣がつきにくい
勉強の基本は、机に向かいしっかり集中できる時間を作ることです。しかし、タブレット学習はソファやベッドに寝そべりながらでもできてしまうため、机に向かう習慣がつきにくい点は注意が必要です。
タブレット学習が向いている人の特徴
タブレット学習の効果を得るためには、その特徴を考え、向き・不向きを見極める必要があります。一般的に、タブレット学習は以下のような方に向いているといわれています。
- 主体的な学習が好き
- 先取り学習やさかのぼり学習に興味がある
- 部活動が忙しい
- 塾の人間関係がストレスになる
上記の点をしっかり確認したうえで、タブレット学習を選択するのがおすすめです。
塾の方が向いている人の特徴
タブレット学習ではなく、塾に通った方が良い人の特徴は以下の4つです。
- 友達と切磋琢磨するのが好き
- 友達と一緒に勉強する方が集中できる
- 先生に質問するのが好き
塾では、先生や一緒に通う生徒たちと実際に会い、刺激を得られる環境があります。そのような環境を子どもが求める場合、タブレット学習はおすすめできません。
タブレット学習の特性を理解して自分に合った学習方法を選ぼう
タブレット学習は、好きな場所・時間に学習できるというメリットがあります。一方で、考える力や机に向かう習慣を身につけるのが難しい場合もある点は注意が必要です。また、友達と一緒に勉強することでやる気が出るお子さんであれば、塾に通わせることを検討してみてください。
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