公立中高一貫校の適性検査とはどんなもの?特徴や対策を徹底分析!

最近、公立中高一貫校に子どもを進学させたいと考える親御さんが増えています。学費を抑えつつ、質の高い6年間の教育を受けさせることができるからです。そのときに問題となるのは、一般的な私立学校とは異なる「適性検査」となるでしょう。

 

今回は、適性検査の特徴や試験内容、具体的な対策方法について解説していきますので、気になる方は参考にしてみてください。

 

公立中高一貫校の適性検査とは?

文部科学省主導で1999年に誕生したのが「公立中高一貫校」です。6年間の一貫した教育で、子どもの個性や創造性を育むことを目的にした学校とされています。

 

公立中高一貫校における適性検査は、「適性検査Ⅰ」「適性検査Ⅱ」「適性検査Ⅲ」の3種類です。「適性検査Ⅰ」は国語系の問題と作文、「適性検査Ⅱ」は算数・理科・社会の複合的な問題、「適性検査Ⅲ」は主に算数・理科の学校独自に作成された問題となっています。ⅠからⅢのすべてが出題される学校や、ⅠとⅡだけの学校などがあり、志望校に応じて対策しなくてはなりません。

 

私立の中高一貫校との違いとは?

私立の中高一貫校との違いとして、まずは学費が挙げられます。公立中高一貫校は公立なので、中学校の3年間は無償となり、また高校3年間も公立高校の授業料に準じます。一方で私立の中高一貫校は、6年間その学校独自に設定された授業料を支払う必要があるので注意が必要です。

 

2つ目の違いはカリキュラムです。公立の中高一貫校は、新学習指導要領に則ったカリキュラムになりますが、私立の中高一貫校は独自のカリキュラムが組まれていることがあります。

 

3つ目の違いは、入学者の選抜の方法です。私立では、主に国語・算数・理科・社会の4教科の学力試験が課されます。一方で公立中高一貫校では、学力試験は行われません。あくまで生徒の適性を判断する目的の「検査」が行われるため、「受験」ではなく「受検」という言葉が使われます。

 

また、私立の中高一貫校は、小学校で習う以上の難しい問題が出されますが、公立の中高一貫校では小学校で習った内容から出題されます。

 

公立中高一貫校の適性検査で求められる力とは?

公立中高一貫校の適性検査の問題は、非常に特徴的です。そのような問題をより多く正解するには、どのような力が求められるのでしょうか。

 

読解力

公立の中高一貫校の適性検査では、統計データや会話文などの資料をもとに解答する問題が多くあります。問われていることを正しく理解するだけでなく、データや問いの背景なども深く理解する読解力が必要です。

 

思考力

1つの正しい答えを出すだけでなく、自分の意見を述べるほか、1つの事柄のメリットとデメリットの両側面から考える思考力が求められます。

 

表現力

導き出した答えを、読み手に伝わるように総合的にまとめて伝える力が表現力も必要になります。苦手な方や自信がない方は、普段から自分の意見を伝える訓練が必要といえます。

 

公立中高一貫校の適性検査の前にやるべきこと

最後に、公立中高一貫校の受検にあたって必要な力をつけるためにできる対策について解説していきます。

 

教科書の内容を押さえる

適性検査において、教科書のような問題がそのまま出題されることはほぼありません。しかし、それでもすべての問題の基礎になるものなので、5年生までに小学校の教科書の全内容を終えるのを目標に勉強させていくと良いでしょう。

 

志望校の過去問を解く

学校ごとに出題傾向が異なるので、過去問を解かせるのも有効です。また、過去問を解くことはペース配分の練習にもなります。

 

作文

作文は、書き慣れていないとやや苦戦してしまうものです。本番で失敗しないよう、普段から日記などをつけさせて文章に慣れさせておくと良いでしょう。

 

記述問題に慣れる

答えにいたる過程や、途中式なども記述していく問題の対策も必要です。問われていることを正しくとらえ、文章で表現する記述問題の正答率を高めるのは慣れが一番です。また、模範解答と自分の答えとを見比べていくうちに、正しい答え方のコツをつかめるようになります。

 

計算力をつける

算数の問題において、途中の計算でミスをするのはなるべく避けたいものです。子どもに100マス計算などのワークブックを与え、基礎的な計算力をつけさせておくと良いでしょう。

 

社会問題に興味を持つ

適性検査では、環境問題や少子化問題など、身近な社会問題を絡めた問題が多く出題されます。新聞をスクラップする、家族でニュースを見ながら話をするなどして、社会問題に対して興味を持ってもらうよう促しましょう。また、テレビを見るときには地図帳や辞書を用意しておくと、子どもがそれらを使って調べるようになり、日々の勉強がスムーズに進むようになるためおすすめです。

 

読書をする

読解力や語彙力をつけるのに読書は最適です。読書嫌いになっては元も子もありませんので、興味を持つ本を読ませることから始めると良いでしょう。

 

まとめ

公立中高一貫校の適性検査は、私立の中高一貫校を受験するのとは別の対策が必要となります。読書をしたり新聞で社会問題に興味を持たせたりと、日常生活の中でできる対策もありますが、記述問題対策などは、家庭の努力だけでは限界があります。信頼できる学習塾に通わせて、公立中高一貫校対策をしていくのがおすすめです。

 

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