英検3級はどんな人が受ける?具体的な対策法も併せて解説

英検3級は、英検の中でも真ん中くらいのレベルといわれています。そのため、中学生・高校生・社会人などさまざまな属性の人が挑戦する試験とされています。今回は、英検3級の対策法について詳しく解説していきますので、興味をお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

英検3級のレベルは?

英検3級のレベルは中学卒業程度で、1~5級まである英検の中では中間くらいにあたります。語彙は約2,100語で、基本的な文法と日常生活で最低限必要な英語力が求められます。

英検3級はどんな人が受ける?

3級のレベルはそれほど高くはなく、チャレンジしやすい試験といわれています。特に3級へのチャレンジに向いているのは以下のような人ですが、それぞれ意識すべきポイントがあります。

  •  中学1~2年生
  •  中学3年生
  •  高校生~社会人

中学1~2年生

3級は中学卒業レベルのため、中1と中2の学生にとってはまだ習っていない範囲の内容も出てきます。そのため、難易度はやや高めにはなりますが、3級対策をすることで授業の先取り学習ができるメリットがあります。また稀ではありますが、小学生でも合格しているケースも少なくないため、合格の可能性はあるといえるでしょう。

中学3年生

中学3年生は、受験勉強を本格的に始める時期より早めにチャレンジしておくのが望ましいです。英検3級の学習をすれば、中学英語の総復習が叶うほか、受験より前に苦手ポイントの確認もできるでしょう。

また、高校によっては英検を取得している受験生に対し、優遇制度を設けているところもあり、受験で有利になる可能性もあります。

高校生~社会人

社会人を含む、高校生以上の年齢の人も英検3級のチャレンジは有効です。中学卒業レベルの3級からスタートし、徐々にステップアップして上級の取得を目指せるでしょう。中学時代、英語である程度の成績を取れており、現在も忘れていない状態であれば、特に学習をしなくても3級に合格できる可能性があります。

英検3級の技能別対策

続いて、3級の対策方法について、以下5つの項目に分けて解説していきます。

  •  単語
  •  文法
  •  ライティング
  •  リーディング
  •  リスニング

単語

3級で出題される文章は、4級に比べ、文全体が長くなり表現が豊かになるのが特徴です。また、リーディングやリスニングでは、感情を伝える語彙が多く使用されます。場所・時間・様子・目的を説明する動詞と名詞の組み合わせを、前置詞とワンフレーズで覚えておくと高得点が狙えます。

文法

3級の文法は、中学英語全体と範囲が広いので、始めに総合問題を解き、間違えた文法を重点に復習していくやり方が効率的です。文章の主語を変えたり、時制を変えたりするなど自分なりに工夫していくと良いでしょう。

ライティング

3級では、質問に対し、自分の意見を述べる問題が出題されます。過去問を繰り返し解き、意見とその理由の2つを書く構成に慣れておきましょう。また、表現したい内容に必要な単語が思い出せなかったときに備え、別の単語に置き換える柔軟性を身につけることも大切です。

リーディング

長文が増える3級のリーディングでは、時間切れにならないよう素早く文章を理解する必要があります。1文にこだわりすぎず、段落ごとに内容を把握することが大切です。過去問を解くことに加え、日ごろから英語の文章を読む習慣を身につけておくと良いでしょう。

リスニング

3級のリスニングは、出題形式がほぼ決まっているため、過去問や予想問題の演習により正解率を高められます。リスニングでは、1語1句を正確に聞き取ることではなく、話の大意の理解が求められます。そのため、リスニング演習の際は必ず時間を計り、決められた時間内で解くトレーニングをしましょう。

3級以降からスピーキングの形式が変わる

英検5級と4級のスピーキングテストは任意で、オンラインで簡単に受けられる形式です。一方、3級以降からは面接形式のスピーキングテストが行われます。

スピーキングテストは、まず渡されたカードの文章を音読し、内容に関連した質問に答えるという流れで進みます。英語力だけでなく、積極的にコミュニケーションを取ろうとする姿勢なども評価されるため、本番を想定した実践型の練習が大切です。

英検3級の試験対策

英検3級の試験に合格するには、主に以下5つの方法から自分に合ったものを選んで実践する必要があります。

  •  単語帳
  •  過去問
  •  アプリ
  •  オンライン教室
  •  塾

英検対策は、まず単語の理解から取りかかることが大切です。単語学習には、英検3級用の単語帳が活用できます。出題範囲の単語が習得できたら、次は演習問題を解いて苦手な部分を洗い出しましょう。

また、専用のアプリを使えばスキマ時間の学習に便利なので、気になるものがあればインストールすると良いでしょう。なお、文法の理解や面接対策など自力での学習が難しい場合は、オンラインでの講座や塾を利用するのもひとつの手です。

英検3級の対策を通じて中学校卒業レベルの実力を身につけよう

英検3級では、中学校卒業レベルの範囲の内容が出題されます。授業の先取り学習をする中学生や、初めての英検に挑戦する高校生など、さまざまな人が挑戦できる登竜門的なレベルです。しかし、3級の難しさに苦戦する学生も多いので、困ったときは経験豊富な塾講師に相談してみてはいかがでしょうか。

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