英検は小学生でも受験でき、過去にも小学生の合格事例は多々あります。小学生の英検受験で大切なのは、自信がつくよう楽しく学習することです。今回は、小学生が英検を受けるメリットや実際に受ける級の選び方、事前に把握すべき注意点について解説していきますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
小学生が英検を受けるメリットは?
小学生のうちから英検を受けることには多くのメリットがあります。まずは、以下3つのメリットから見ていきましょう。
- 達成感を得られる
- 英語が得意科目になる
- 受験で有利になる
達成感を得られる
勉強に限らず、スイミングスクールやピアノ教室など、多くの子ども向けの習い事で級制度が設けられているのは、試験合格の達成感を得てもらうためです。「◯級に合格」するなど具体的な目標をクリアすることで、普段は味わえない達成感を得ることができ、今後の勉強のやる気につながります。
英語が得意科目になる
英検の試験合格を目指し、早いうちから英語学習を進めておくと、学校での授業にも役立ちます。先取り学習によって英語が得意科目となり、学校の定期テストの際も自信を持って臨めるでしょう。
受験で有利になる
私立中学校によっては、英検に合格している受験生に対し、優遇制度を設けているところがあります。受験勉強が忙しくなる時期より前に英検の試験に受かっておくと、受験に余裕を持って臨めるはずです。また小学生のうちに5級、4級と無理なくステップアップしていけば、3級など上位試験の勉強もスムーズになるほか、高校・大学受験の際も役立ちます。
小学生は何級を受ければいい?
小学生が英検を受ける場合、いったい何級を受ければ良いのでしょうか?ここからは、実際に受ける級を選ぶ際に確認すべきポイントを紹介していきます。
- 級ごとのレベルを確認する
- 子どもの英語力で決める
- 将来の目標で決める
級ごとのレベルを確認する
まずは、それぞれの級のレベルを把握しておきましょう。英検のレベルの大まかな目安は以下のとおりです。
- 5級…中学初級
- 4級…中学中級
- 3級…中学卒業
- 準2級…高校中級
- 2級…大学受験
- 1級…大学
人によって異なるものの、5級からスタートするのが一般的です。
子どもの英語力で決める
小学生が英検を受ける際、無理のないレベルになっているか確認が必要です。先ほども軽く触れましたが、中学初級レベルの5級を受ける方が多いです。ただし、すでに高い英語力を身につけている帰国子女などは、4級や3級から始めても良いでしょう。
将来の目標で決める
「小学5年生で5級合格」「小学6年生で4級合格」など、具体的な計画を立てて受ける級を決めるケースも少なくありません。とはいえ、英検は中学レベルから始まるため、焦らずステップアップしていくことが重要です。
小学生向け英検対策
続いて、英検の試験合格に向けて実践する方法について解説していきます。
- 過去問
- 英検対策用教材
- 英会話スクール
- 塾
過去問
小学生の場合、試験の形式そのものに慣れていないケースがほとんどです。そのため、まずは過去問を用意し、子どもにどんな問題があるのか読んでもらうことから始めてみてください。
英検対策用教材
英検対策用教材には、小学生用のものもあります。漢字にルビがふってあったり、イラストや音声教材を多用していたりするなど、小学生に特化した工夫がされているのが特徴なので、このようなものを用意すると良いでしょう。
英会話スクール
英検の初級レベルでは、主に日常会話で必要な表現が出題範囲となります。そのため、まずは会話中心のレッスンを受けさせてから、その後英検に特化した勉強をスタートさせるのも有効です。また、日常的に英語を使う環境を作ることで、リスニングなどの基礎力の向上に期待できます。
塾
塾も英会話スクールと同様、英語の基礎力を身につけるのに役立ちます。塾によって異なるものの、英検に特化した指導を行っているところもあります。また、英語以外の科目も並行して指導を受けられる点もメリットです。
小学生が英検の試験を受けるときに注意すべきこと
小学生が英検を受けることには多くのメリットがありますが、以下のような注意点も存在します。
- 自主性を大事にする
- ほかの教科の勉強をおろそかにしない
- 英語力以外のサポートも必要
小学生は、受験生や社会人と違い、資格取得が差し迫って必要な状況に置かれているわけではありません。合格を重視するあまり、プレッシャーが大きくなって英語が嫌いになってしまっては逆効果です。子どもの自主性を大切にしつつ、他教科の学習がおろそかにならないようケアしなければなりません。
また、マークシートの記入方法や試験当日の流れなど、勉強以外にも準備が必要な点があります。ほかにも、オンライン授業を受ける際は、パソコンの使い方も教えなければなりません。このような部分は、保護者がしっかりとサポートしてあげることが大切です。
小学生のうちから英検の試験にチャレンジするのは大きな資産になる
小学生のうちに英検に挑戦することで、中学英語が先取りできる、将来の受検に役立つなどのメリットが得られます。ただし、無理に勉強させると逆効果なので、子どもが楽しく取り組める勉強法を見つけなければなりません。もし家庭での対策が難しい場合、塾の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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