小学生のお子さんがいる場合、塾に通わせるタイミングに迷ってしまう方も多いでしょう。遅いとあまり意味がなくなってしまいますし、かといって「早すぎても良くないのでは？」と迷ってしまう方も少なくありません。
小学生を塾に通わせるべきタイミングは、目的によってそれぞれ異なります。今回は、小学生がいつから塾に通い始めるべきかということについて、目的別に解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
学力向上や習慣付けが目的の場合
テストの点数が低かったり、本人に勉強する意欲が見受けられなかったりするなど、お子さんの学力に危機感を覚えることもあるでしょう。その場合、まずは学習の習慣をつけることが大切です。
親が勉強をするように子どもに伝えたとしても、本人がそれを嫌がってしまうことが多く、なかなか習慣にならないケースも多く見受けられます。しかし、塾に通わせることで強制的に勉強をする時間が生まれるため、習慣化もしやすくなります。最初は嫌がるかもしれませんが、通い始めて学力が向上していくことでやる気がアップするケースも少なくありません。
成績が伸び悩んでいる場合、学校の授業だけでは足りていない状態であると考えられます。そのため、まずは塾で学習をする習慣を身につけることで、自宅での自主学習の時間が増える可能性があります。また集団指導であれば、周りの生徒に刺激を受けることもありますし、個別指導の場合には苦手な部分をピンポイントで強化してもらうことも可能です。
悩んでいるうちに時間は過ぎてしまうので、まずは早い段階で一度塾に通わせてみると良いでしょう。理想のタイミングとしては、学年が変わる年度末や2学期が始まる9月がおすすめです。
学力の底上げが目的の場合
平均かそれ以上の点数は取れているものの、以前に比べるとテストの点数が下がってきているケースも少なくありません。一時的に下がっているだけで、特に心配する必要もない可能性もありますが、もしかすると悪化してしまうかもしれません。お子さんの学力の低下を防ぐには、テストの点数の推移を細かくチェックするということが重要になります。
特に国語の点数が下がりつつある場合、ほかの教科の点数も下がってしまうおそれがあるため注意しなければなりません。国語力が低いと、問題文の意図を読み取ることが難しくなるなどの影響が出てしまいます。その部分の底上げはすぐにできるものではないため、早めに塾に通わせるなどの判断が求められます。
点数が伸びない、あるいは下がっている場合、やはり内容がしっかりと理解できていないことが多いです。塾講師の指導によって、弱点を明確にしてもらい、強化する必要があります。最短で学力の底上げをするためにも、各教科の点数の推移をチェックしたうえで、手遅れになる前に塾に通わせることをおすすめします。
中学受験が目的の場合
中学受験が目的である場合、なるべく「3年生の2月」のタイミングで塾に通わせるようにしましょう。その理由としては、主に以下の2つが挙げられます。
大抵の塾がそのくらいのタイミングでのスタートで考えているため
中学受験対策をしている塾は、おおよそ3年生の2月から勉強をスタートさせるカリキュラムを組んでいます。中学受験で合格するために塾に通うのであれば、そのタイミングに合わせるというのが最もおすすめといえます。受験のゴールを頭に入れ、逆算して塾選びなどを進めていくと良いでしょう。
早すぎても遅すぎても意味がないため
できるだけ早く塾に通うことによって、中学受験の合格率が高くなると考える方は決して少なくありません。たしかにそれも否定できませんが、早すぎても遅すぎても合格率が下がってしまうことがあります。
勉強はモチベーションが大事であり、スタートが早すぎると続かなくなる可能性があります。また、開始時期が遅くなると基礎の部分がおろそかになり、細かい部分までカバーできなくなるかもしれません。
カリキュラムが組まれるタイミングは、経験豊富な講師によって考えられているため、それがベストであるといっても過言ではありません。専門家に任せるという意味で、3年生の2月というベストタイミングがおすすめです。
まとめ
そもそもお子さんに学習習慣がない場合、早めに塾に通い始めることをおすすめします。また、学力に問題はないものの、停滞していたり徐々に下がってきていたりする様子が見受けられる場合には、テストの点数次第で塾に通い始めると良いでしょう。そして中学受験を予定している場合は、カリキュラムのスタートとして設定されることの多い小学校3年生の2月がベストのタイミングです。
「適正個別指導UP」は、経験豊富な講師によるカリキュラムで生徒に合わせた個別指導を行っております。小学3年生までは無料で受講していただけますので、お試し感覚でも問題ありません。勉強に関するご相談も随時受け付けておりますので、塾に通わせる時期に迷っていらっしゃる方はお気軽にご連絡ください。
